來來憲の歴史

高度成長期、がんがん働こうという時代に生まれたスタミナ料理

高度成長期の美味しいスタミナ料理

昭和30年代、戦後から約10年が経った伊勢湾台風の頃、先代が元町で來來憲(とんてき)を初め、世は東京オリンピック、東海道新幹線の開通など、まさに高度成長期。 
団塊世代の方々ががんがん働こうという時代に、「とんてき」は美味しいスタミナ料理として人気がありました。 
昭和36年に私の父親が來來憲に常連客として通い初めたことが私ども「來來憲」の創業のきっかけです。
その頃は「給料が出たらとんてきを食べに行こか」と言うのが当時の人々の口癖だったと聞きます。
(当時はとても高価な食べ物だったのでしょう)

來來憲の誕生!

西浦に店舗を移して数年の後、先代と私の父との会話で……

先代:「お前の嫁さん、何しとる?」 
父親:「いや、実は今、調理学校に通ってまして、卒業したら何か店でもやろうかと思ってるんですけど……」 
先代:「そんなら明日からでもここの店で働け‼ とんてきも暖簾わけしてやる!」

と何気ない日常の会話からありがたいお言葉をいただきました。

そして、数年の修行ののち、1978年に名物とんてき來來憲(商号登記)を立ち上げることが出来ました。 
以来35年以上、おかげさまで本店を知るお客様にも「本店の味そのまま」とお褒めのお言葉をいただけるようになりました。現在は「とんてき」(登録商標)を取得しています! 
皆様に「美味しかった」と言っていただけるように、『町一番のとんてき屋』を目指し日々頑張っています。